「心の処方箋で自分の生き方を変えられますか?
本来の自分の生き方ができてないと思います」
という、ご質問をHさんからいただきました。
詳しくお話をうかがうと人間関係でお悩みとのこと。
家庭でも、仕事でも、学校でも
誰かと共に行動し同じ時間を共有すると
思い通りにいかなかったり、
なんで自分だけと思ってみたり、
言いたいことが言えなかったり、
自分の考えと違うことに戸惑ったり、
・・・まぁ、いろいろと起こるものです。
Hさんのなかに、ひとつの結論が見えていて
あとは一歩を踏み出すだけの状態。
でも、それで本当にいいのか迷っているそうです。
心の処方箋を続けて機嫌よく決断したいです!
と、おっしゃっていただいたのですが
それは半分合っているけれど、半分違います。
心の処方箋は2つのものから気楽な1つを選ぶ
これが基本の基本ですが、
決断するための手段ではありません。
「迷っている」という「機嫌が悪い」状態を
「機嫌よく」するために心の処方箋はあるのです。
そして機嫌がよくなれば、おのずと道は見えてきます。
会社での人間関係に悩んでいて
辞めようと思うけど一歩踏み出せない人が
心の処方箋を続けたとしましょう。
ほかの会社から声をかけられたり
違う仕事の可能性が見つかって
すんなり仕事を辞める場合もあれば
悩んでいた人間関係がなんとなく解決して
今のままでもいいかな、と思えるようになり
結局、仕事を辞めない場合もあります。
自分や相手が異動になったり
相手がお辞めになることもあるかもしれません。
どの結果になるかはわかりませんが
機嫌を良くしていれば、どの結果でも受け入れられます。
実際に・・
「苦手な職場の人が急に話しかけてきてびっくりした。
それからは今までの抵抗感なく話せるようになった。」
「今まで上司が苦手だったけれど、その度合いが減ってきた。」
と、心の処方箋を実践した方から体験談が届いています。
みなさん、無理に一歩を踏み出したりせず
ただ、心の処方箋をしてホッとしただけです。
自分で決めなきゃ!といつも答えを探して
己で決断する必要があるように感じますが
本当は答えは最初から用意されているのです。
それなのに、頭であれこれ考えてしまうと
なかなか見つからないものです。
自分の心をいつでも穏やかにできるようになると
答えが目の前にあることに気付きます。
求めても外にはありません。
自分の内側のことですからね。
自分の生き方がどこまで変えられるかはわかりませんが
今、息苦しく感じているのなら、気楽にはなります。
気楽になると生きやすくなります。
それが、本来の自分の生き方なのではないでしょうか。
人生のめぐりを良くして
楽しくするための練習が心の処方箋です。
心の処方箋で喜楽な毎日をすごせますように♪