不機嫌を手放す作業にり組み始めた人の多くが感じるのは
「変わった実感がわかない」ことだと思います。
不機嫌を手放して、なんとなくホッとするのはわかった。
それも何度やってもホッとできるのも体感できた。
気楽になるから続けるけれど
自分はどう変わっているのかイマイチわからない・・・
これは仕方がないし当然のことです。
なぜなら不機嫌を手放し続けても
生活や思考のパターンが変わらないので、
自分自身の変化に気づくのには少し時間がかかるからです。
ストレスが高い人は不機嫌な森の中にいるようなものです。
周りの人は深く茂っている森の樹々に
春になると花が咲くことを見ることができます。
でも、森の中にいると気づけません。
機嫌の悪さを手放しながら不機嫌の森から出て、
しばらく歩いて振り返ったときに、
「あ、あんなに大きな森だったのか」と
自分が森の中にいたことに気づけるのです。
だから不機嫌を手放し始めると
「雰囲気が変わったね」「なんだか落ち着いたね」と
あなたという森を見ている周りの人が気づいてくれるのです。
その時のあなたは、まだ森の中を歩いている最中なので
大きく景色が変わらないから「そうかな~」と感じてしまいます。
森から出るスピードは人によって違うし
どのくらい不機嫌の森が大きいかもそれぞれなので
かなり離れないと全体が見えない人もいます。
でも、わからないことはありません。
不機嫌を手放し続けていると、
そのうち“そういえば” と思うことが起きてきます。
私は不機嫌の手放し方のセミナーを開催していますが
先日のセミナーでジャケットを一度も脱がずに
最初から最後まで講義をしました!
・・・え?それが何?と思いますよね(;^ω^)
でも、これって今までになかったことなんです。
機嫌が悪かったころは、身体に力が入りやすく
緊張しいなのもあって、すぐ暑くなっていました。
冬のセミナーでも半袖で話していたくらいです。
それがジャケットを着たまま話し続けたんです。
セミナーが終わってから
「あ、ジャケット着たままだった」と気付きました。
以前の私を知っている人は驚くと思います。
私自身もビックリでしたから。
このように、本人は意外と気付かないんです。
そして、気付いた後にじわじわ~っと
変化した手ごたえを感じるものです。
「うわ~、ジャケット着たままセミナーできたよ~」
と、私もあとから嬉しさがじんわりやってきました。
変化がわからないと、すぐに止めてしまうのは
不機嫌の森の中をさまよい続けることです。
習慣になるのには時間がかかります。
変化の手ごたえを感じるのも時間がかかります。
それだけ、あなたが不機嫌の塊を抱えてきたのです。
変えられるのはあなただけ。
森の全体像を見るまで、不機嫌を手放し続けましょう!
不機嫌の森の外は世界が広がっていますよ♪