ちゃんと労える人になりたい

人を喜ばせるのは

お金やモノを与えるだけでなく

心や言葉でも十分です。

Aさんの体験をご紹介します。

Aさんは、人相手に仕事をしているので

時々、イレギュラーな出来事が起こります。

出来る、出来ないと言う前に

何とかしないといけない案件です。

そういう案件は突然やってくるので

心構えをする余裕もなく

その場その場で対応を余儀なくされます。

本来、その案件に対応する人が不在だったため

私が間に入る形で双方に連絡を取りながら

なんとか話を進めました。

本来の仕事もあるので同時進行です。

聞きなれない単語と、少々ヘビーな内容を

順番を間違えないように

頭をフル回転させながら対応したので

終わったらぐったり疲れてしまいました。

肉体労働をしたわけではないのですが

気を張っていたので、精神的な疲れが

カラダに出た感じです。

心の疲弊はカラダに影響するのは

間違いありませんね。

頭をフル回転させて考えるということは

短時間でガッと集中することです。

心のストレスが一気に高まるので

カラダも疲れるのは当然です。

数時間後・・・

その場に不在だった人が戻ってきたのですが、

Aさんが対応したことに

感謝するでもなく、労うわけでもなく

「いや~、余計な時間をとられて

打合せができなくて大変だったよ」と

自分が大変だったことを同僚に話したそう。

それを見たAさんは余計に疲れてしまい

仕事に対する意欲もそがれてしまったそうです。

Aさんは別に見返りが欲しいわけでも

感謝してほしいわけでもないけれど

それでも労われないのはツライと言いました。

ツラく感じるなら、無意識では

労ってもらえることを期待していたのでしょう。

自分の予想と違う結果になったので

機嫌が悪くなっているのです。

感謝しない相手に腹を立てる前に

Aさんが感じているツラさを

徹底的に手放すようにお伝えしました。

ツライ、ひどいと感じている想いを

そのまま呑み込んではいけません。

お酒を飲んだり、美味しいものを食べたり

スポーツでカラダを動かしたり

紙に文句を書きまくってもいいですが

転換させるのではなく昇華させないと

心に不機嫌が溜まってしまいます。

相手に対する不満があるということは

それだけ自分の心に不機嫌が溜まっている証拠です。

心を浄化させる良いタイミングだと思って

不機嫌を手放し続けてほしいですね。

その結果、相手を許したとしても

職場を離れることにしても

どのような結果も良い結果になりますから。

Aさんの話を聞きながら

人に何かしてもらったときは

ちゃんと労える人になりたいと思いました。

感謝の意味を今更ながら学んでいます。

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