目指すところは「仙人」なの?

旧暦9月9日の重陽の節句を機に

度を超えたポジティブと

心のストレスの関係について考えてみました。

楽しすぎたり嬉しすぎると

心にとっては刺激が強すぎて

眠れない、後で疲れるといった弊害を生み出します。

ということは、心のためを思うなら

楽しいことや嬉しいことは

控えるほうがよいわけです。

ライブに出かけたり、旅行に行ったり

予定を立てて出かけることはしない。

心の平穏のためには毎日決まったペースで

生活をするのが一番!

・・・とはいきませんね~。

確かにルーティンの生活はラクかもしれません。

余計なことを考えなくてすみます。

心に負担はないかもしれませんが

楽しいことをしてはいけないわけではありません。

心にたまったストレスを手放す作業を続けて

かなり気楽に生活できるようになりました。

ストレスを手放し続けたら迷いも不安も心配もなく、

日々穏やかで仙人のようになれると思いました。

それは素敵♪となりかけたのですが

喜怒哀楽と考えると怒哀だけが

都合よく消えてなくなるはずもなく

喜楽も起こらなくならないと

心の平穏とはいえないのではないかと思いました。

心が動かないことを平穏と呼ぶのか

それは良いのかもしれないけれどつまらないなと

心の平穏を目指していたのに残念に感じていました。

ところが!

実際は、どれだけストレスを手放しても

イラっとしたり、ムカッときたり

凹むことは次から次へとやってきます。

仙人のような生活など夢のまた夢です。

それなら心のストレスを手放す作業が無意味かというと

そうでもありません。

次から次へとストレスの波がやってくるのが

わかるようになり、それを乗り越えることが

簡単に出来るようになりました。

ストレスがない環境は作れないけれど

ストレスが起きた時にすぐ対処できる

だから心が平穏、フラットでいられるのです。

そう考えると楽しいことや嬉しいことも

いくら起きてもいいし、起こしてもいい。

楽し“すぎる” 嬉し“すぎる”

この“すぎる”という度を超した状況になったときに

スッと心をフラットにされることができたら

ストレスとして心に溜まることがありません。

ネガティブでもポジティブでも

“すぎる”状態のままでいると

戻れなくなってしまいます。

いつも心をフラットに平穏に戻す

これが心のストレスを手放す作業の目的です。

楽しい、嬉しい、イライラ、心配・・・

心はたえず動き続けるもので

かならずホームポジションに戻しておけば

時々、行き過ぎても大丈夫なわけですね。

残念ながら、仙人にはなれませんが

いつでも仙人の境地にはなれますよ♪

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