夕方、来店されたお客様。
「どうされました?」と聞きかけた私を
サッと手を挙げて静止し、そっと横を向いた耳に補聴器が。
「耳が」と仰るのがわかったのですぐに、紙とペンで筆談しました。
こういう時、ちゃんとした文章にしなくても意外と通じるものです。
時間を聞くときは漠然といつと書かずに
昼、夕方、夜 と選択にすれば、話は早い。
会話と同じですね。
書くよりもジェスチャーが早ければジェスチャーで。
書いて、身振りで、会話が進みます。
仕事中なのでマスクをしていましたが、ダウンタウンの松本さんが
耳の聞こえない人にマスクをしたまま「ありがとう」と言ってしまったと
ツイートしていた記事を読んでいたので、マスクを外して、口も動かしました。
うっかり、マスク姿で対応してしまうところでした。
短大で手話を多少学び、施設でもサインを使っていたので
お待ちください、わかりました程度は手話でできます。
予約は時間が合わなくて、次の機会となりましたが、
最後に「ありがとう」と手話で伝えたら
「手話できるんだね」と返してくれました。
少しですけど、とちょっとのサインをすると
ニッコリ笑って手を振って行かれました。
今まで経験したことや、知り得た情報は無駄にならないものですね。
嬉しかったけど、かなりのくやしさも感じました。
もっと知っていれば話ができたのに・・・
お大事に、と、お気をつけて、は手話で出来るようになりたいです。
こういう時が学び時でしょうね。