苦手な人を作るのは自分自身の不機嫌です

「ますます苦手になってきました」

Aさんは会社の同僚に苦手意識があるそうです。

同じ職場の人とは家族より

多くの時間を過ごすことになりますから

職場の人間関係で悩む人は少なくありません。

仕事なので、と割り切ってお付き合いできればよいですが

言葉の投げかけられ方、受け答えの対応など

心がもやもやしてしまうことはありますよね。

Aさんは最初“言い方がきついな~”くらいに感じていたのが

仕事の忙しさも手伝って、最近では話かけられるだけで

身構えてしまうのだそうです。

今、苦しい想いをしているのはAさんです。

ですが、その環境を作っているのもAさんかもしれません。

なぜなら『身構えてしまう』からです。

想像してみてください。

話しかけようと近づいた相手の気配が

ギュッと硬くなったらどう感じますか?

ほかの人と話すような笑顔ではなかったり

声のトーンが下がったり

身構えられてしまったら、こちらも身構えるでしょう。

相手が戦闘態勢に入っているのに

丸腰で飛び込んでいく人はいません。

同じように戦闘態勢をとって、間合いを図りながら近づきます。

これと同じことをAさんがしているのです。

Aさんが身構えるから、同僚の方もそれに応じないといけない。

「苦手な同僚」にならざるを得ないのです。

苦し想いをしているはずなのに

その世界を作っているのは自分です。

自分の心のあり様を周りが見せてくれるのです。

相手に変化を求める前に

自分の戦闘態勢をほどかないといけません。

心の扉をバタンと閉めてしまったなら

そっと開ける必要があります。

それを無理にやろうとすると

嫌な経験しか記憶に残らないので

ますます心が硬くなってしまいます。

相手がここにいないのに

同僚の話をするときのAさんは

明らかに嫌そうな顔になり、声のトーンも落ちます。

それほど心に不機嫌が溜まっているのです。

Aさんを思い浮かべて嫌な気持ちになったら

心の処方箋で嫌な気持ちを手放すのが一番早いですが

思い浮かべるのも気が引けるのであれば

何も考えずに心の処方箋を使えばよいです。

ホッとできれば、心の不機嫌が手放せます。

同僚に対してくっつけている不機嫌も

あえてイメージしなくても手放せます。

これをずーっと繰り返すのです。

Aさんの不機嫌さが消えてくれば

同僚を前にしても身構えなくなります。

そうすると同僚の方の対応も変わってきます。

かなり溜まっているので回数がかかりますが

1回数秒で不機嫌は手放せますから時間はかかりません。

Aさんが気楽になれるよう、私も心の処方箋で気楽にいます♪

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