「温泉に入ったり、コーヒーを飲んだ時に感じる
ハァ~っという感じとホッとすることは違うのですか?」
と、ご質問をいただきました。
めぐり式心の処方箋の目的は『考えない』ことです。
「考えない」というのは「何もしない」こととは違います。
頭であれこれ考えるのを止めると
本来、持ち合わせている能力を無駄なく発揮できるようになります。
それを “感覚が研ぎ澄まされる” とか
“引き寄せる” とか、いろんな美しい表現方法があるので
特別な出来事のように思えますが、実際は誰もが生きるために
もともと持っている力です。
私たちは小さいころから「考える」ように教育されます。
だから、考える癖がついています。
「考えない」ようにするには、どうしたらいいのかと
考えてしまうほどですからね(^^;)
「考えない」状態を言葉で説明するのが難しいので
めぐり式心の処方箋ではお手洗いで用をたすときの感覚ですよ
と、説明しています。
温泉に入ったり、コーヒーを飲んだ時に感じる
ハァ~っは目指す感覚としては同じです。
でも、心の処方箋か・・・と尋ねられるとちょっと違います。
めぐり式心の処方箋は練習方法の総称です。
繰り返すことで、考える癖がある私たちが
考えない状態をいつでも、どこでも再現できるようになる練習です。
コーヒーを飲めば必ずハァ~を感じられるかと言うと
その時々で違うのではないでしょうか。
コーヒーを飲みつつ、心配や不安を感じることだってあるでしょう。
紅茶の方が好き、コーヒーは飲めないという人にとっては
いくらコーヒーを飲んでもハァ~とはなりません。
そうしたら、コーヒー=「考えない」にはなりませんね。
温泉に入ると確かにハァ~となりますが
熱いお風呂が苦手な人や、水が苦手な人にとっては
ハァ~となる場所にはなりません。
会議室でイラっとしたときに、すぐに行くわけにもいきません。
人によって得られるハァ~という感覚は
めぐり式心の処方箋が目指すものと同じだけれど
全員に確実に再現性がある方法とはいえないので
めぐり式心の処方箋とは言えないわけです。
イラっとしたり、悲しくなったり、不安になったり、緊張したり
妙にウキウキしたり、心ここにあらずの状態の時に
誰もがハァ~と感じて、心を落ち着かせられるような
練習がめぐり式心の処方箋です♪