隣の芝生は青く見えるものです

「なんで私ばっかり」

「どうして上手くいかないんだろう」

こう思っている時は、周りがキラキラして見えます。

 

趣味を増やしているAさん

美味しいものを食べにいったBさん

新しい情報収集が上手なCさん

SNSには次々と楽しそうな情報が挙げられます。

 

それに比べて私ときたら

続けてきたことが無駄になる出来事が起こり

これからどうしたらいいか先が見えない。

 

ひとつのことに時間を割いてきたから

他に何もできていない。

 

今まで何をやってきたんだろう。

 

そう想ったら涙が出てきました。

無駄だったんじゃないかな~

やらなければよかったんじゃないかな~

だって、私、バカみたいじゃん。

みんな、あんなに楽しそうなのに・・・

 

自分の惨めさと、周りへの妬みが

絡み合って渦巻いて溢れてきます。

 

悔しいのか、悲しいのか、虚しいのか

どうにも表現できないもので胸がいっぱいになり

苦しく痛くなってきます。

 

別に泣きたいわけじゃないのに

次から次へと涙が出てきます。

 

余計に自分の惨めさを認めている気がして

ますます泣けてしまいます。

 

はぁ~、ダメだわぁ・・・

 

あまりにもいろんな想いが込み上げてきて

何も考えられない状態になった私が

自分を表現したら、こうなりました(-_-;)

 

よくわからなくなったので

しばらく「ダメだ~」と言いながら

不機嫌を手放すことにしました。

 

こういう時は、どっぷり浸るに限ります。

ダメな自分に浸かってみる。

無駄にあがいても仕方ないんです。

だって、ダメなんだもん。

 

数回で涙が止まりました。

数分後にはため息だけになりました。

 

そして・・・

「あ~、芝生が青く見えてたな~」

と、思えるようになりました。

 

ここまでやってこれたんだし

新しい出会いもたくさんあった。

 

頑張れって言ってくれる人も

楽しみにしてると言ってくれる人もいる。

 

みんな、時間の使い方が上手なんであって

私も工夫すればできないこともないし

真似してみるのもいいかも。

 

さっきまでとは違う想いが浮かんできます。

 

私は思いっきり自分の足元の芝生を踏みつけていました。

新芽まで踏みつぶそうとしていました。

それじゃあ、隣が青く見えて当然です。

 

私の芝生は私が育ててきた作品です。

周りに比べたら狭くて、小さくて

こじんまりしているかもしれないけど

ここを愛でることを忘れていました。

 

「自分が」の考えになると自分に集中します。

そうすると途端に機嫌が悪くなるものです。

 

周りに対して過剰反応をしてしまいます。

だから、隣の芝生は青く見えてしまう。

 

隣の芝生はステキだけど、うちの芝生もいいよ♪

そう思えたら気楽ですよね。

 

足元をじっくり愛でてみようと思います。


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