「ネガティブになりかけたら
ポジティブへ意識を向けよう!」
と、よく目にします。
ネガティブはダメなことで
ポジティブがいいこと、と
ずっと思ってきましたが
そうでもないな~と近頃は思います。
ポジティブシンキングと言いますが
これって「今、ネガティブです」と
言っているようなものですよね。
すでにポジティブだったら、
ポジティブに意識を向ける必要がなく
もっと先を見て行動していますから。
そして、うっすらですが
ネガティブを否定しています。
ネガティブじゃダメだって
心のどこかで思っているから
ポジティブになろう!と思うのであって
ネガティブでも満足できたなら
無理にポジティブになる必要を感じないでしょう。
なんでネガティブではダメなんでしょうね?
私の場合は、小さいころから
ネガティブがダメ・・・というか
常に向上心を持たないといけない!
って雰囲気がありました。
そんな場所で生きていると
「弱音を吐いたり、あきらめることはダメなこと」
という回路がいつの間にかできていました。
「できない自分は情けない」
「できないことは恥ずかしい」
「できないと思われてはいけない」と
どんどん考え方がひねくれていって
「できそうにないならやらない」と
石橋を叩いて叩いて渡らない状態になりました。
「私はダメだ」がなかなか言えませんでした。
負けた気がするからです。
何と争っているのかもわかりませんが(^-^;
ひとまず負けちゃ駄目だったんです。
育った環境や周りの状況もありますが
私がせっせと心に不機嫌を溜め続けた結果です。
あふれそうになったら押さえつけて
空間を作っては、また溜めることを繰り返しました。
せっせと溜めた不機嫌を、せっせと手放してみたら
時間はかかりましたが、だいぶ心が軽くなりました。
ずーっと言えなかった「私はダメだ」も
言えるようになりました。
一度、言えるようになったら
自分がいかにダメなのかに気づけましたよ。
ようやく( ̄▽ ̄;)
自虐とは違います。
許容です。
ダメだけど、これでいいじゃんって思えたんです。
はりぼてのように外向けに作った自分ではなくて
本当の自分と向き合い受け入れることができました。
ダメだ~、できない~とネガティブな言葉を
口にしながらも気分がいいんです。
無理してる私はどこにもいません。
言ってることはネガティブだけど気分はポジティブ
言葉で表現すると伝わりにくいですが
ひとまず良い気分です。気楽です。
こんな状態でいいんじゃないかしら?
無理になるものでもないし、なれるものでもない。
意外とダメな自分に気持ちよく浸っていると
やることとか、アイディアが浮かんでくることがあります。
これらを「引き寄せ」と呼ぶのでしょうね。