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小説 「告白」

最近は 骨 とか 筋肉 とか 物理 の本を手にすることが多い。
今は必要な本なのでひたすら手にしているのだけれど久しぶりに違うジャンルの本を読んでみた。
ふらりと立ち寄った本屋さんで目にとまった小説
 『告白』 湊かなえ・著
2008年に発刊されている小説
 09年本屋大賞 第1位
 週刊文春08年ミステリーベスト10 第1位
 ミステリが読みたい09年版 第3位
 このミステリーがすごい!09年版 第4位
と数々の賞を受賞し、6月からは映画が公開される。
前から気になってはいたんだけど、なかなか手が出なかった。
文庫本化されていたので小説が読みたい欲求も相まって購入。
各登場人物が告白するという形の短編集で進んでいく作品。
ひとつひとつの話が短いのもあるのだろうけど、スピード感があって一気に読めた。
読み終わってみて・・・ここまでもやもやする作品も珍しい。
もやもやする というのか ざわざわする というのか うーん、すっきり とはいかない。
それぞれが絶妙に絡み合っているし、ほぉ~っていうラストだったりお話は決着するんだけど
それだけじゃないちょっとした気持ち悪さが残る。
読んでいてとても世界がイメージできる話だった。
頭の中でそれぞれの登場人物が生き生きと動いていたからこそ感じる気持ち悪さなのかも。
そう感じながらも、登場人物の心の揺れにもう一度触れたくて読み直したくなる。
読み直しては心がぞわぞわするんだけどそれがクセになる本でした。
久しぶりに読んだ小説は衝撃的だったな~。たまにはいいね。


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