ドラマ「アンナチュラル」で
死と向き合う主人公が黙々と
食事をするシーンを観ながら
思い出したことがあります。
ずいぶん前のことですが
食事に前向きになれない時期がありました。
まったく食べないわけではなく
食べたり食べなかったり
ムラのある食事をしていました。
きっかけは忘れてしまったけど
食べることが無意味のような
食べてはいけないような
そんな気持ちがありました。
でも、そんな私に「どんな時でも食べなさい」と
教えてくれた人がいました。
何が起きてもまずは食べる
これが生きる基本だよって。
その人は高校生の時にご家族を亡くしたのですが
悲しみの中でもしっかり食べたそうです。
どうして?と尋ねてみたら
「食べないのは失礼でしょ?」と言われました。
食べ物に失礼なのか
生きることに失礼なのか
何に対してなのか明確な答えではないけど
その言葉に“なるほど”と思いました。
それから食べるようになりました。
あの時のひとことに今では感謝しています。
今は一食を大事にしようと思ってます。
食べるものは何でもいいんです。
ちゃんと「いただきます」と「ごちそうさま」が
言えることがありがたいですね。